動画の時代なんて言われていまして、特に今年はyoutubeを始める方、宣伝に動画を取り入れる方が増えてきています。
それに加えて昨今の感染症の影響もあり、オンラインで動画を取り入れていく方はさらに加速していくでしょう。
「動画は静止画の5000倍情報が伝わる」
なんて言われています。
5000倍ってどれくらいやん…
という冷静なツッコミはおいときまして(汗)、たしかに動画の方がより伝わる情報は多いのは確か。
例えば、その事業をやっている人のキャラクターを伝えるにも、静止画以上に、動画で喋っている様子をお伝えした方が、より人柄は伝わると思います。
では、皆動画をやったらいいじゃない!と思うかもしれませんが、私は必ずしもそうは思いません。(動画制作者なのに…汗)
動画じゃないと伝わらないのか?
私は動画制作をしている身ですが、手放しに皆さんに
「動画、いいっすよ!ぜひ、御社もいかがですか!」
なんておすすめは全くしていません。
なぜなら、「伝える手段」は動画以外にもありますし、「流行っているから」という理由だけで制作をしても、なかなか効果を実感するのはむずかしいと思うからです。
動画でなくても、静止画で十分世界観を表現できる職業や商品もあります。
YouTubeで解説するよりも、ブログで文章でお伝えした方がより伝わることもあります。(向き不向きも大いにあり)
後ろ向きかもしれませんが、動画を作ることでアラが見え隠れし始めるかもしれません。(良くもわるくも色々な情報が伝わるのが動画)
もちろん、流行っているからという理由でやるのもNGではないと思います。やはり、何でもやってみないことには分かりませんから。
でも、伝えたいことがハッキリしていなかったり、動画を作る明確な目的があやふやだと、望んだ結果が得られないこともあるのかなと。
それに動画は制作したからには、誰かに見てもらいたいという方がほとんどだと思います。
そうなってくると、「動画を発見してくれるための導線作り」が大切になってきます。
ハイクオリティな動画を制作しても、見てくださる方があまりに少ない、一度発信しておしまいでは、あまりにもったいない。
そうなってくると、映像制作者以外のノウハウも必要になってきます。
制作以上に、広めることがむずかしい
素敵なサービスや商品を創ること。
地球に優しい、世に優しいものをクリエイトするのはとても意義のあることです。
ただ、それを広めていくにはどうしても時間のかかることではあります。
木が苗の状態から大木になるには、何十年もかかるように、何かを広めるということは、時間を要するということ。
もしかしたら、カッコいい動画を映像制作者に受注して一本制作するよりも、荒削りでも日々の活動を定期的に発信している方が、より素敵なファンが集まってくれるかもしれません。
(自分は他業種でYoutubeを3年間ほど運営し続けていたことがあるので、日々の発信の重要さを肌で実感しています)
大切なのは、動画を制作すること以上に、自分たちのサービスや商品、活動はどうやったらより伝わるのかを考えること、ではないかと思います。
それで、自分たちには文章でもなく写真でもなく動画だ!
となった時に、初めて動画を制作する意味が出てくるのかなと感じます。
エラそうなことを書いていますが、自分もついつい本質を見失ってしまうことも多いので、半分くらい自分に向けて(笑)書いてみました。
それでは、今日も健やかにお過ごしください!