昨年は動画制作、そしてプライベートでもお世話になっている靴磨き職人の方に、2021年初磨きをお願いしにいきました。
プライベートではスニーカーのみならず、革靴も愛用するので、たまの手入れは欠かせません。
正直なところ、靴磨き自体は自分でもできるのですが、プロの仕上げは自分とは圧倒的に違うのです。
よりきれいに仕上げたい時には、プロにお世話になっています。
(↑ ちょっとした30秒ほどのショートムービーを撮影させていただきました)
動画を見ていただくとわかるのですが、店内の内装から、店主さんのファッション、靴磨きのテーブル、インテリアの雰囲気など。
「自分はコレが好きなんだ」という世界観が、ダイレクトに伝わってきます。
一見当たり前のようなことにも見えますが、今の時代「自分はこのスタイルでいくから」とストレートに主張できる人はそう多くはないのかなと感じるのです。
情報にあふれた今、自分は何者で、何が好きで、何をしていきたいのか、何を伝えていきたいのか。
思いのほか、たくさんの情報や世間体、流行りなどに迷わされてしまって、自分のことさえわかりにくくなっている今。
正解を外ばかりに求めず、自分ととことん向き合って「自分はコレ」と決めれる人に、個人的にとても魅力を感じます。
実際、自己理解の上、表現がきちんとできて商売をしている方は、根強いファンがついているなという印象です。
一方で、周りを見回してみると、その商品は一体何がコンセプトなの?というものや、誰かの完全なまねごとや、どこかで以前に見かけたことのあるようなもの、完全にお金のことしか考えてなさそうなもの…。
完全な私の主観ですが、どうしても「空虚」なものが少なくないというのが、個人的な印象です。
もちろん、基本的には世の中に役に立たないものなんてモノは、基本的にはないと思います。
お金も大事だし、自分の型ができるまでに誰かの模倣をするのも大切な勉強手段ですから。
でも、あまりに誰のためを考えたのかわからない商品を、作りっぱなしにするのは、個人的にはどうなのかなあと思うのです。
(それが場合によっては、大量廃棄など環境汚染にもつながっていくこともあるのでは)
少々話がそれましたが、自分の好きなことやできること、自己理解が深まった上で、自分は何を表現できるのか、誰のお役に立てるのか。
じっくり考えていくことが大切なのではと、靴磨き職人さんの仕事っぷりを見ながら感じるのでした。
考えながらも挑戦しながら、失敗しながら、少しずつ「自分の型」というものはできあがっていくのではないかなと。
それでは、今日もお読みいただきありがとうございます。